青い月の夜に

「うん、いいよ。どれだけ似ているのかも気になるし」




類さんは再びふわふわした笑顔を私に向けると了承してくれた。




「ただ、人との付き合いに慣れていないから、向こうに気分を悪くさせちゃわなければいいんだけど……」




すこし俯き気味に言う類さんに私は全力で否定する。




「全然平気ですよ！私と普通に喋ってるし、それに、気を遣う相手じゃないです」




私は小さく舌を出して笑って見せた。




ハルキには悪いけど。




類さんとハルキが会ったら、お互いどんな反応をするんだろう。