Here is my heart.






「うるさ…」



私は目の前にいる男達の声に顔を歪めた。






騒ぐそこを無視して窓側にぽっかりと一席空いたところに座る。







「よし、SHR始めるぞー。その前に麗、あとで理事長室に行けよ」



担任の川村雅也(カワムラマサヤ)は、それを見ると教卓に立ち淡々とSHRを進めていった。







「なぁなぁ、麗ちゃんだっけ?俺は一之瀬眞(イチノセマコト)っ。よろしくな」


ボーっとしていると横からいきなり話掛けられた。



オレンジに白っぽいメッシュの入った髪。

明るい髪なのにそれは全く傷んでいない。


その髪はパーマによってかセットされている。

はっきり言ってイケメンなんだと思う。




そして…女好きそう…






「う…ん。よろしくね?」


とりあえず笑顔で返しておこう。




しかし眞とかいう男は私の顔を見て固まってしまった。





え…私の笑った顔そんなにやばかった?


その証拠に周りの人まで私と目があうとそっぽを向いちゃうし…。







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