キャンドルをきみと




「俺さ、そこの人間なんだけど

今年の新人さんはキミタチかな?」


その人が指差したのは



『マーケティング事業部』




一緒に働けるんだ…






「明日からこちらでお世話になる樋口です。
よろしくお願いします!」



「あ、あの、同じく 瀬戸です。
さっきのはいちゃついてたんじゃありませんから!」


ちゃっかり自己紹介をした貴大くんに
あわてて付け加える。




「楓ちゃん…ひどい。」



貴大くんがなんか言ってたけど聞こえないふりしちゃった。



「わかってるって。

挨拶に来たんでしょ?
みんな待ってるから入りな。」


『はい!』




二人そろって返事をすると

その人に続いて部屋に入った。










.
< 19 / 43 >

この作品をシェア

pagetop