キャンドルをきみと
「俺さ、そこの人間なんだけど
今年の新人さんはキミタチかな?」
その人が指差したのは
『マーケティング事業部』
一緒に働けるんだ…
「明日からこちらでお世話になる樋口です。
よろしくお願いします!」
「あ、あの、同じく 瀬戸です。
さっきのはいちゃついてたんじゃありませんから!」
ちゃっかり自己紹介をした貴大くんに
あわてて付け加える。
「楓ちゃん…ひどい。」
貴大くんがなんか言ってたけど聞こえないふりしちゃった。
「わかってるって。
挨拶に来たんでしょ?
みんな待ってるから入りな。」
『はい!』
二人そろって返事をすると
その人に続いて部屋に入った。
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