キャンドルをきみと
第4章
「楓、まずは基本的なことから覚えてもらうから。
しっかりついてくるよーに。」
「はい。」
言い渡されたのは
データのまとめ作業。
しばらくは隼人さんのアシスタントみたいな役割みたい。
「わかんないことがあったらすぐに聞くこと。
最初はわかんなくて当然なんだから
絶対、遠慮すんなよ。」
「わかりました。
よろしくお願いします!」
「お、いい返事。
慣れるまで大変だろうけど頑張れよ。」
そう言うと隼人さんは
私の頭をポンって軽く叩いて
自分の席に戻っていった。
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