ココア
タイトル未編集

 
    さむっ!

11月9日。天気予報では18℃もあるっていってたのにぃー...

僕はそんな事をぶつぶつといっていると

目の前には背の高い目つきの悪い男が居た。
慌てて止まって謝ると
 
     はい
 
とココアを渡された

   声、がらがら

びしっと言われ僕は初めて気づいた

自分の声が酷い声だと

   そんな声じゃびっくりする、それあげる

それだけ言ってその人は信号を渡ろうとした

   待って!

思わず腕を掴む

   メールアドレス、教えてくれませんか?

   いいけど、いいの?

   ?はい、勿論ですよ?

   じゃあ...
 
その人は僕が持っていたココアをとりマジックでメールアドレスを書いてくれた 

   それじゃ、じゃーね

てをひらひらさせてその人は歩いてどこかへ行ってしまった

気になる...

僕はココアをぎゅうっと握り締めながらわくわくしていた

今までに体験したことのないあの、緊張とどきどき


これはなんと言うのだろうか
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