未定
再会。






『いつになったら、直るの……?』


フッ、と笑った顔はあまりにも綺麗で、思わず吸い込まれそうになった。




「……さぁね、今はもうただ後で後悔するだけよ」






頭の中にある邪念を振り払い、冷静に返した私。


この男は、話すとどうも厄介だ。


冷静に返した言葉をまたフッ、と笑ったこの男は私の頭の中を覗けるのだろうか。


まぁ、どうでもいいや。そう思った私の脳内は酒が入ったことにより、もう機能が停止していた。





…………元彼の小原くんは、私の2つ年下の22歳。
高校時代に別れた、理由は小原くんの浮気。

なんで、また、そんな奴と飲んでるか、といえば。




それは数時間前にさかのぼる。



< 1 / 5 >

この作品をシェア

pagetop