未定
再会。
『いつになったら、直るの……?』
フッ、と笑った顔はあまりにも綺麗で、思わず吸い込まれそうになった。
「……さぁね、今はもうただ後で後悔するだけよ」
頭の中にある邪念を振り払い、冷静に返した私。
この男は、話すとどうも厄介だ。
冷静に返した言葉をまたフッ、と笑ったこの男は私の頭の中を覗けるのだろうか。
まぁ、どうでもいいや。そう思った私の脳内は酒が入ったことにより、もう機能が停止していた。
…………元彼の小原くんは、私の2つ年下の22歳。
高校時代に別れた、理由は小原くんの浮気。
なんで、また、そんな奴と飲んでるか、といえば。
それは数時間前にさかのぼる。