アリス、王子とキスをする!?【企画もしアリス】
「煩いのう。スピーカーつけてやるから、叫ぶでない」
お婆さんはかなり面倒そうにしながらもサイコロ型のスピーカーをつけてくれる。
「話を戻すけど、私はどうしたら帰れるの?」
「ああ、それは簡単じゃ」
お婆さん其処で言葉を切ってニヤリと笑う。
うっ、なんか嫌な予感がする。
そして、その嫌な予感は見事に的中する。
「元の世界に戻る方法は旅に出て、王子様とキスをする事じゃ」
「はあぁぁあぁぁ!?」
キスって、私、ファーストキスもまだなんだけど!?
って言うか、恋すらした事無いのに、キスなんて出来るかっ!!
「心の中でぶつくさ言っておるじゃろう他の方法はないぞ。連れて来る時に設定した戻り方で戻らないと元の世界に帰れなくなる可能性が高いからのう」
混乱している頭で絶望的な事を言われるんだから堪ったものじゃない。
「じゃ、じゃあ、本当にキスしないと帰れないの?」
私はさっきまで沸騰するんじゃないかと思うぐらい熱かった顔がみるみるうちに青ざめるのを感じながら言った。
「そうじゃ。汝は王子とキスをしない限り、元の世界には戻れぬ」
お婆さんは今まで愉しそうに話していたのに、急に冷めた瞳で冷たい言葉を浴びせる。
お婆さんはかなり面倒そうにしながらもサイコロ型のスピーカーをつけてくれる。
「話を戻すけど、私はどうしたら帰れるの?」
「ああ、それは簡単じゃ」
お婆さん其処で言葉を切ってニヤリと笑う。
うっ、なんか嫌な予感がする。
そして、その嫌な予感は見事に的中する。
「元の世界に戻る方法は旅に出て、王子様とキスをする事じゃ」
「はあぁぁあぁぁ!?」
キスって、私、ファーストキスもまだなんだけど!?
って言うか、恋すらした事無いのに、キスなんて出来るかっ!!
「心の中でぶつくさ言っておるじゃろう他の方法はないぞ。連れて来る時に設定した戻り方で戻らないと元の世界に帰れなくなる可能性が高いからのう」
混乱している頭で絶望的な事を言われるんだから堪ったものじゃない。
「じゃ、じゃあ、本当にキスしないと帰れないの?」
私はさっきまで沸騰するんじゃないかと思うぐらい熱かった顔がみるみるうちに青ざめるのを感じながら言った。
「そうじゃ。汝は王子とキスをしない限り、元の世界には戻れぬ」
お婆さんは今まで愉しそうに話していたのに、急に冷めた瞳で冷たい言葉を浴びせる。