アリス、王子とキスをする!?【企画もしアリス】
「今回は水晶にでも尋ねようか」
魔女は水晶を持って、またイスに座り、目の前のテーブルに水晶を置いた。
「この世界に来て、儂を楽しませてくれる者はおるかのう」
魔女は楽しそうに笑う。
魔女が覗き込む水晶の中では写真の様に一瞬を切り取ったような色々な場面が現れた。
子が林檎を強請り、母が困ったような顔をしている光景。
家の中で主婦が忙しそうに家事をしている光景。
少年少女達が楽しそうに野原を駆ける光景。
あらゆる場面がスライドショーの様に流れる。
「ん?」
魔女の声で水晶の中の場面が次の場面に変わろうとするのを止める。
「此奴は楽しませてくれそうじゃのう」
魔女のその瞳の先にある水晶は、朝の訪れを嬉しく思っているのだろう、笑顔の女の子が窓に手を掛けようとしている姿を映していた。
「どれじゃ?」
黙っていた老婆が魔女を見て言う。
魔女は老婆を見てニヤリと口角を上げ、こう言った。
「アリスと言う、少女じゃ」
魔女は水晶を持って、またイスに座り、目の前のテーブルに水晶を置いた。
「この世界に来て、儂を楽しませてくれる者はおるかのう」
魔女は楽しそうに笑う。
魔女が覗き込む水晶の中では写真の様に一瞬を切り取ったような色々な場面が現れた。
子が林檎を強請り、母が困ったような顔をしている光景。
家の中で主婦が忙しそうに家事をしている光景。
少年少女達が楽しそうに野原を駆ける光景。
あらゆる場面がスライドショーの様に流れる。
「ん?」
魔女の声で水晶の中の場面が次の場面に変わろうとするのを止める。
「此奴は楽しませてくれそうじゃのう」
魔女のその瞳の先にある水晶は、朝の訪れを嬉しく思っているのだろう、笑顔の女の子が窓に手を掛けようとしている姿を映していた。
「どれじゃ?」
黙っていた老婆が魔女を見て言う。
魔女は老婆を見てニヤリと口角を上げ、こう言った。
「アリスと言う、少女じゃ」