アリス、王子とキスをする!?【企画もしアリス】
だから、男の子は苦手。
それが原因で、あの日以来、男の事は極力関わらないようにしてる。
でも、あたしだって恋したい。
あの男の子があたしに抱いた思いを体験してみたい。
ずっと、思っていたけど、言えなかった。
でも、今言えてスッキリした。
其処に、あたしの心のモヤモヤをスーっと消していくように風が吹き抜ける。
少し乱れた髪を直そうと思ったその時だった。
「汝の願い...聞き届けた!」
「えっ!?」
お婆さんみたいな声が聞こえたかと思うと、ブワッと風が舞い上がった。
「きゃっ!?何っ!?」
あたしは今の状況を理解出来ずに髪を抑えつけながら周りを見渡す。
だが、周りに人は見えず、それどころか、風はどんどん強くなる。
ピンク色の花弁がひらりひらりと舞い踊り、視界を遮る。
そんな状況下におかれたあたしはフラフラと立っていられなくなり、頭から地面に打ちそうになったその時。
「え?」
花弁と花弁の隙間に見えたのは、黒くて大きな穴。
そして、其処へ真っ逆さまに落ちて行ったのだった。
それが原因で、あの日以来、男の事は極力関わらないようにしてる。
でも、あたしだって恋したい。
あの男の子があたしに抱いた思いを体験してみたい。
ずっと、思っていたけど、言えなかった。
でも、今言えてスッキリした。
其処に、あたしの心のモヤモヤをスーっと消していくように風が吹き抜ける。
少し乱れた髪を直そうと思ったその時だった。
「汝の願い...聞き届けた!」
「えっ!?」
お婆さんみたいな声が聞こえたかと思うと、ブワッと風が舞い上がった。
「きゃっ!?何っ!?」
あたしは今の状況を理解出来ずに髪を抑えつけながら周りを見渡す。
だが、周りに人は見えず、それどころか、風はどんどん強くなる。
ピンク色の花弁がひらりひらりと舞い踊り、視界を遮る。
そんな状況下におかれたあたしはフラフラと立っていられなくなり、頭から地面に打ちそうになったその時。
「え?」
花弁と花弁の隙間に見えたのは、黒くて大きな穴。
そして、其処へ真っ逆さまに落ちて行ったのだった。