漫画家の恋。
「いや~、その~、俺今おやいねぇし?それに、家ちらかってるし?だな~。その~。」


「全っ然気にしませんから。」


「俺が気にするの!!だいいち、今日はじめて知った人の家泊まろうと思うか!?」


「思う。だからこうして声をかけてる。」


…ですよねー。


思わないのに、声かけないっすよねー。


どうしようか。


「お願いします!!」


う…そんなうるうるした目で、しかも上目づかいで見ないでくれ…


「…しかたねぇ…ただし、かぁちゃんちの親が帰ってきたらすぐに帰ること!いいな?」


「はーい!!」
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