双子の兄弟
僕は自分の受験番号を確認しながら教室へ向かった。
『1-F』と書かれた教室へ入る。
教室にはまだ誰もいなかった。
「ちょっと早すぎたか……」
そう独り言を言いながら番号が書いてある机に荷物を置いて静かに座った。
シーンと静まり返る教室の中、僕は1人で黙々と勉強をした。
しばらくしてから何人かの受験生が入って来た。
何かすごく緊張する…。
そして監視員が教室に入って来て、受験を受けるための説明をしていた。
僕は「よしっ!」と気合いを入れて受験に挑んだ。