双子の兄弟
僕は自分の部屋に入り、少し休むことにした。
あぁ…ひとまず安心だ…。
心の中でそう思いながらベッドに横になり目を閉じた。
静かな部屋は僕の心を癒す―――。
ガチャ…
「冷斗、受験お疲れ様!」
いきなり入って来たのは僕の双子の兄、冷太だった。
僕はベッドから起き上がり、「お疲れ様。まぁまぁできたよ」と言った。
兄さんはニコっと笑い「良かった~!あっ!これから友達とお疲れ様パーティーするんだけどよかったら冷斗も来ない?」
「ふーん…。僕はいいや。疲れたし」
何がお疲れ様パーティーだよ。勝手にやってろ。
僕は心の中でつぶやいた。