双子の兄弟

僕は自分の部屋に入り、少し休むことにした。

あぁ…ひとまず安心だ…。

心の中でそう思いながらベッドに横になり目を閉じた。

静かな部屋は僕の心を癒す―――。


ガチャ…


「冷斗、受験お疲れ様!」

いきなり入って来たのは僕の双子の兄、冷太だった。

僕はベッドから起き上がり、「お疲れ様。まぁまぁできたよ」と言った。

兄さんはニコっと笑い「良かった~!あっ!これから友達とお疲れ様パーティーするんだけどよかったら冷斗も来ない?」

「ふーん…。僕はいいや。疲れたし」

何がお疲れ様パーティーだよ。勝手にやってろ。


僕は心の中でつぶやいた。









< 25 / 64 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop