双子の兄弟


それは1学期終了の日、僕は家に大希を呼んだ。


僕の家で最近買ったばかりのテレビゲームで遊ぼうとしたのだ。

僕は学校が終わった後、そのまま大希を家へ連れて行った。


「冷斗ん家、大きいな!金持ちって感じがする!」

大希はまだ玄関前なのに大はしゃぎ。


「そんな事ないよ。金持ちじゃないし。とりあえず入れよ」

僕は大希を家に入れた。


母さんが「いらっしゃい!大希くんよね?いつも冷斗と仲良くしてもらってありがとう!」

ニコニコする母さんの笑顔は子供のようだった。


「はい!こちらこそありがとうございます!めちゃ綺麗な家ですね!うらやましいですよ!」

大希もチャームポイントのキラキラ笑顔で母さんと会話をしている。


僕はこの時が一番幸せだった。


僕と大希は2階へ上がり、部屋でずっとゲームをしたりしていて楽しんでいた。










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