双子の兄弟
コンコン――。
ノックする音が聞こえた。
「冷斗、ちょっとドア開けて!」
母さんの声がドアから聞こえる。
「今開ける」僕はゲーム機を置いてドアを開けた。
「これくらいしかないんだけど…」
そう言って両手にたくさんの菓子を持ってニコニコする母さん。
「ちょっと母さん。こんなに持って来なくてもいいのに~」
「いっぱい食べて欲しいのよ!」
大希は目を輝かせて「うわぁ~!オレの好きなものばっかだぁ!めちゃ嬉しいです!ありがとうございます!」
そう言ってチャームポイントの笑顔をキラキラ輝かせている。