双子の兄弟



僕はこの手で母さんを殺した。


母さんはピクリとも動かない。



それを見た父さんは悲鳴を上げ、その場から逃げようとしている。


僕は父さんを追いかけた…。




「冷斗!!やめてくれ…!やめてくれー!」


涙を流しながら怯える父さんの姿はとても面白い。



僕は2人を殺すつもりはなかったけど、自然と身体が動いてしまう。




僕は怯える父さんの頭目掛けてバットを強く振り落とした…。





「う…うぅ……」


父さんは頭から血を流して苦しそうにしている。






まだ死んでない。






僕は自分の身体の痛みを無視し、力任せにバットで殴る。





ついに父さんは動かなくなってしまった。










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