お姫様だっこ
「あ、お前そんな事していいの?俺、やっぱ許すの止めよっかなぁ…」
「やだやだやだ!!」
またまた抱き付いた。
「もう離れちゃヤダよ?もうヤダ…」
泣きそうなあたしを抱き締めて背中をポンポンってしてくれた。
「離れないよ。だからお前もアンマリ色々やらかすなよ?隙ありすぎっから。お前狙ってる奴は山ほどいるんだからな?約束守れ!ほいほい男について行ったり2人きりになったりしない事!この小さい脳みそでチャント考えて行動してくださーい」
「はい!!」
あたしは元気よく返事した。
もう何でも言う事きいちゃぅぅ!そう思った。
「研……チュウして?」
「はぁ?調子のんなよ?」
「えーっ」
そう言いながら研は優しい。
もう一度抱き締められて
「目閉じとけ」
研の息がかかる。