お姫様だっこ
友人の恋
「綾!今日ねカッコイイ後輩が来るから楽しみにしてて」
只今バイト中。
コーヒーを作りながら隣で豆を挽いてる綾に話しかける。
「えっまじ!?期待しちゃぉ♪」
大きな瞳をより大きく開いてる。
「綾のタイプだと思うよ?絶対好きになるよぉ」
実際、慎の顔は綾のタイプだと思うんだよね。綾の元カレの写真見た事あるけど系統が似てたもん。
綺麗な顔の慎を絶対気に入るはず。
上手く行けば綾と慎をくっつけちゃおーというあたしの勝手な計画。
2人でキャァキャァ盛り上がってるとお客さんが入ってきた。
入り口を見ると
そこには綺麗な顔の男の子。
「慎!」
いつもの笑顔でコッチに向かって手を振ってる。
「美優ちゃーん!来ちゃったよ」
あたしも手を振って慎たちの座る席にメニューを持って行く。
慎はいつもの4人組でやって来た。
圭、丈、昴。
みんなカッコ良すぎて周りの視線が凄いよ?
「ミンナいらっしゃい♪」
得意の接客スマイルを向ける。
「美優ちゃん制服似合ってるね」
慎が褒めてくれた。
「ありがとう♪」