愛されたかった悪女
私の生い立ちは辛く大変だった。


波瀾万丈……。


仮面をかぶり、強くなければ生きていけなかったのだ。


そんな社会に私は足を踏み入れてしまったから。


それを私は後悔していない。


いや、一つだけ後悔していることがある。


自分の欲で、傷つけてしまった人がいる。


いつか会うことがあったら謝りたいと思っている。


謝って許される事ではないけれど、いつか謝りたい。


その人の名前は……アキ。



END 


2012.5.21  若菜モモ

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