愛されたかった悪女
ジョンは公園のベンチでぼんやりしている彼女を見つけた。


悩み事でもあるようだったとジョンは言った。


それは私の事だったら、うまくいっていると思って良い。


ハヤトは彼女が来ても仕事ばかりしているようで、彼女をほったらかしにしているよう。


そんな小さなことでも彼女はハヤトに愛されていないと喜んでしまう私だった。



でもその喜びもつかの間、ハヤトは忙しい時間を割いて彼女をニューヨーク観光に連れて行った。



隣にいるのは私のはずなのに……。


そろそろ私が行動に移す番。


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