愛されたかった悪女
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彼女がアパートメントのジムに行ったとジョンから連絡があった。


私は急いでハヤトの部屋に向かった。






バスルームに入ってショックを受けた。


私が使っていたバスオイルなどは全くない。


代わりに違うブランドのバスオイルやコンディショナーが置かれていた。


私の痕跡など全くないのが悔しかった。


彼女を陥れる為に私はバスルームを使った。



ジムから戻って来た彼女はバスルームを開けた。


予定通りドアを開けられて、私はにっこり笑った。


そして日本語で話しかけた。


彼女は私を知っていた。


第一印象は感じの良いお嬢さん。


だけど、平凡な雰囲気。


私とは真逆の存在。


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