愛されたかった悪女
「エステルさんがショーに出られるのなら、成功は間違いなしですね」


サーシャは心の底から思っているのか、曇りのない笑みを浮かべて言った。


「そうね それに、貴方がいるのだから成功は間違いないでしょう」


私は珍しく彼女を褒めた。


彼女は更ににっこり笑い、支度を始めた。



******



久しぶりに疲れた身体を気持ち良いと感じ、ベッドに身を投げた。


エステで身体をほぐし、肌を整えてもらった。


明日がショー本番、少しのミスもないように今日は最終チェックが行われたのだ。


本番さながらのショーの様に、スタッフやモデルは真剣に動いた。



< 76 / 116 >

この作品をシェア

pagetop