こんな私でいいのかな…【2】

「あ、理帆起きたんだ!大丈夫?」

裕介が丁度帰って来たのか話しかけてきた。

「ありがと、大丈夫だよーっ」

「お大事にな、」

…沈黙。

ピピピピ♪

やっと体温計が鳴ってくれた。

「何度だった?」

「37.1だった。」

「心配だから早く治せよ、」

そう言うと修杜が部屋を出て行ってしまった。

でも正直、嬉しかった。
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