サンタクロース。
僕が寝ていた間のお客さんは、ひとり。
米山さんとこのおばあちゃん。
今年で89歳。
まだまだ元気だけれど、最近、少しボケ始めたらしい。
おばあちゃんは優しい人で、よく、差し入れ、と言って、アメとかお菓子をくれるんだけれど、今日は、あまりにも気持ち良さそうに寝ていた僕を、そのまま、寝かせてくれた。
今日は、起こしてくれよ〜。
寝かせたままなのは良いんだけれど、それじゃ、買い物ができない。どうやら、20分位悩んでいたおばあちゃんを、ようやく、店長が発見。そして、居眠りしていた僕も、見つかってしまったのだ。
「気持良さそうに寝ていたからねぇ…。」
「こんなやつ、ぶん殴って、叩き起こしてください!」
二人の会話を聞きながらも、僕は、まだウトウトしていた。特に昨日、夜更かししたわけでもないし、今朝、早起きしたわけでもない。何かの病気にでもかかったのかなー…。ぼんやりと、そんなことを考えていた。
「ありがとうね、じゃ、また来ます。」
おばあちゃんが買い物を終えて、帰って行く。
「ありがとうございましたー!ほら、お前もちゃんと言え!」
「え?あぁ。ありがとう……ねぇ、おばあちゃん。」
米山さんとこのおばあちゃん。
今年で89歳。
まだまだ元気だけれど、最近、少しボケ始めたらしい。
おばあちゃんは優しい人で、よく、差し入れ、と言って、アメとかお菓子をくれるんだけれど、今日は、あまりにも気持ち良さそうに寝ていた僕を、そのまま、寝かせてくれた。
今日は、起こしてくれよ〜。
寝かせたままなのは良いんだけれど、それじゃ、買い物ができない。どうやら、20分位悩んでいたおばあちゃんを、ようやく、店長が発見。そして、居眠りしていた僕も、見つかってしまったのだ。
「気持良さそうに寝ていたからねぇ…。」
「こんなやつ、ぶん殴って、叩き起こしてください!」
二人の会話を聞きながらも、僕は、まだウトウトしていた。特に昨日、夜更かししたわけでもないし、今朝、早起きしたわけでもない。何かの病気にでもかかったのかなー…。ぼんやりと、そんなことを考えていた。
「ありがとうね、じゃ、また来ます。」
おばあちゃんが買い物を終えて、帰って行く。
「ありがとうございましたー!ほら、お前もちゃんと言え!」
「え?あぁ。ありがとう……ねぇ、おばあちゃん。」