ファーストラブ
奇跡に近い出会い
それは、いつもと変わらない朝。
俺 如月武瑠(キサラギ タケル)は 高校2年
クラスの役割でいえば
ムードメーカーってやつw
一応 モテたりするわけで ←
そんな俺は
いつもどおり
遅刻寸前で教室に滑り込んだ。
『おっはよぉ、武瑠!』
クラスの皆が声をかけてくる。
「おはよーう!」
それに、元気よく答える俺。
ここまでは、毎朝変わらぬ出来事。
でも、俺は出会ったんだ。
あいさつに答えていると
担任がいつもより真面目な顔つきで
教室に入ってきた。
『このクラスに転校生が入ります!』
ざわつくクラスの奴等に
咳払いして 廊下で待つ 転校生に
手招きをする 担任
俺にはそこまで、興味なく
親友の啓之(ヒロユキ)と喋っていた。
『転校生の 南風遥 (ミナカゼハルカ)です。
仲良くしてください!』
この透き通る可愛い声を聞くまでわ。