‡月夜に一度だけ‡


にっ

「兄さん!!」


『レオの・・・・お兄さん?』


《はい。僕はウィルです。・・・・レオ、ちょっと来い。》




「兄さん・・・・俺、本気なんだ。シルクを愛してる。」




ピク・・・・と兄が震える。

しかしそれは、感動ではなく怒り・・・・・・・・



《自惚れるなよ。》




ビキッ



腹部に激痛がはしる。

































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