私はペットです。雌犬です。
雨の降る中を走り続ける
辺りは、雨雲のせいで暗くなってしまった
「もぅ…無理ぃ…」
弱音を吐きながら、それでも走り続ける
次、止まったら
私は、もう走れない…
そして、曲がり角を曲がった所で何かに激突した
まさかの行き止まり?!
「きゃっ…」
あ、駄目だ…
足が止まってしまった
疲れがどっと押し寄せる
もう、無理だ
走れない…
瞼が重い…
意識が…遠くなって…
そして…
切れた…