監禁恋情
「…っ…」
自分の下には、苦しそうに顔を歪めている少女がいた。少女に馬乗りになって、その細い首を締め上げている自分。
無意識のうちに、手に力が加わっていく。
少女は、苦しそうな顔をして、そして諦めたかのように、目を閉じた。
殺されるのを受け入れるかのように。
「…ふざけるな…!」
首から手を離す。
「くはっ…あっ…」
苦しそうに、懸命に息をする様子を見て、
なんだ…。
生きたいんじゃないか。
息を吐き出した。
「なぜ抵抗しなかった。」
抵抗すれば、あのまま殺していたかもしれない。
少女は、涙で潤んだ瞳をこっちに向け、小さな声で答えた。
「私は…あなたのものだから。私の命もあなたのものです。」