天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅢ
ここはお初に任せなさい
ある日の天神学園。
教頭室のドアがノックされる。
「どうぞ」
黒々とした美しい髪、優しげな茶色の瞳。
穏やかに言ったお初の声に。
『し、失礼します…』
少し緊張した表情で入室してきたのは小夜だった。
「おや…小夜ちゃんじゃないか…珍しいねえ…」
目を細めて笑うお初。
クシャクシャの笑顔は、何となく小夜に安心感を与える。
「そこに座りなさい、お茶を淹れてあげるから…それから…こないだ美味しいお饅頭を保険医に貰ってねぇ…あの子ったら甘党だから、美味しいお菓子に詳しいのよ…男の子なのに可笑しいわよねぇ」
そんな事を言いながら、どこか祖母を思わせる天神学園教頭・お初は笑い声を上げた。
教頭室のドアがノックされる。
「どうぞ」
黒々とした美しい髪、優しげな茶色の瞳。
穏やかに言ったお初の声に。
『し、失礼します…』
少し緊張した表情で入室してきたのは小夜だった。
「おや…小夜ちゃんじゃないか…珍しいねえ…」
目を細めて笑うお初。
クシャクシャの笑顔は、何となく小夜に安心感を与える。
「そこに座りなさい、お茶を淹れてあげるから…それから…こないだ美味しいお饅頭を保険医に貰ってねぇ…あの子ったら甘党だから、美味しいお菓子に詳しいのよ…男の子なのに可笑しいわよねぇ」
そんな事を言いながら、どこか祖母を思わせる天神学園教頭・お初は笑い声を上げた。