天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅢ
「……食欲、ないの」
苦笑いするアリスカに。
「ふぅん…」
それだけ言って、真晝は手にした本に視線を落とす。
無関心、干渉しない。
しかしその傍観者ぶりが、今のアリスカには心地よかった。
昼休みの45分間をほぼそこで過ごした後。
「じゃあ…お邪魔しました」
そう告げて、アリスカは図書室を出て行く。
「…………」
微かに瞳を細める真晝。
だが何も言わないまま。
二人はその場で別れた。
苦笑いするアリスカに。
「ふぅん…」
それだけ言って、真晝は手にした本に視線を落とす。
無関心、干渉しない。
しかしその傍観者ぶりが、今のアリスカには心地よかった。
昼休みの45分間をほぼそこで過ごした後。
「じゃあ…お邪魔しました」
そう告げて、アリスカは図書室を出て行く。
「…………」
微かに瞳を細める真晝。
だが何も言わないまま。
二人はその場で別れた。