天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅢ
啓太の胸に顔を埋めたままのアリスカ。

赤い顔で困惑する啓太。

そんな二人に。

「屋上は夜は冷えるからね」

お初は肩にかけていたストールをかけてやる。

「気が済むまで話したら、教頭室においでなさい…あったかいミルクティーを淹れてあげるわ」

ようやく素直に気持ちを告げたじれったい二人に、お初は優しく微笑んだ。





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