天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅢ
午前0時が過ぎ、クリスマスイヴからクリスマスへ。
日付が変わっても、パーティーの盛り上がりは留まる所を知らない。
ステージの上では未来のトップミュージシャンがギターソロでバラードを熱唱し、和音もまた体育館の隅で愛の歌を奏でてはドン引きされている。
そんな中。
「結局冬休みに遊びに行こうって約束、決まらないうちに冬休みになっちゃいましたね」
アリスカの隣に並んで、啓太がオレンジジュースを口にする。
「ん…まぁ…私が誤解して啓太の事避けてたから…相談する余裕なくなっちゃったし」
アリスカは苦笑い。
こんな話をしている間も、二人の手は繋がれたまま。
今回の破局騒動を機にアリスカを口説こうとしていた男子生徒達は、二人の復縁に失意の溜息を漏らす。
今年のクリスマスこそ、アリスカと二人きりでと思っていたのに、トホホ…である。
日付が変わっても、パーティーの盛り上がりは留まる所を知らない。
ステージの上では未来のトップミュージシャンがギターソロでバラードを熱唱し、和音もまた体育館の隅で愛の歌を奏でてはドン引きされている。
そんな中。
「結局冬休みに遊びに行こうって約束、決まらないうちに冬休みになっちゃいましたね」
アリスカの隣に並んで、啓太がオレンジジュースを口にする。
「ん…まぁ…私が誤解して啓太の事避けてたから…相談する余裕なくなっちゃったし」
アリスカは苦笑い。
こんな話をしている間も、二人の手は繋がれたまま。
今回の破局騒動を機にアリスカを口説こうとしていた男子生徒達は、二人の復縁に失意の溜息を漏らす。
今年のクリスマスこそ、アリスカと二人きりでと思っていたのに、トホホ…である。