天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅢ
いつまでも泣き止まないアリスカに苦笑いしながら、功刀は自分の作った天神学園のレプリカ…その一部に触れる。
「これを作ってる時は何かに憑依されてるみてぇだったな…実際何かとり憑いてるんだけどよ…レオナルド・ダ・ヴィンチがとり憑いてんのか、ゴッホがとり憑いてんのか、ムンクがとり憑いてんのか…製作中の俺にはわからねぇ…やってる時は無我夢中だからな」
「……」
功刀の話を、アリスカは黙って聞いている。
「無我夢中…まさしく『我を無くして夢の中』って奴だ。周りの事なんか気にならないし、例えば『功刀の奴、とり憑かれてるみてぇで気味悪い』なんて言われても耳に入らねぇ…夢の中だからな。周りにどう思われたって気にならねぇんだ」
「これを作ってる時は何かに憑依されてるみてぇだったな…実際何かとり憑いてるんだけどよ…レオナルド・ダ・ヴィンチがとり憑いてんのか、ゴッホがとり憑いてんのか、ムンクがとり憑いてんのか…製作中の俺にはわからねぇ…やってる時は無我夢中だからな」
「……」
功刀の話を、アリスカは黙って聞いている。
「無我夢中…まさしく『我を無くして夢の中』って奴だ。周りの事なんか気にならないし、例えば『功刀の奴、とり憑かれてるみてぇで気味悪い』なんて言われても耳に入らねぇ…夢の中だからな。周りにどう思われたって気にならねぇんだ」