天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅢ
悔やんでも悔やみきれなくて。

今更心の中で何度謝っても。

ごめんなさいと繰り返しても、啓太には届かなくて。

…会いたいと告げたメールは、返事が返ってこない。

当然だ。

自分は啓太に本当に捨てられたのだから。

もう見向きもしてくれる筈がない。

振り返ってくれる筈もない。

ただただ後悔ばかりが胸の中で反芻されて。

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