光の射す方へ
迷走
上手くやっていた。
アズサちゃんが転校してから、私は笑顔で明るく過ごすことが多くなった。ホンネを話せる人がいなくなった時、どんどん違う人間を作り上げるようだった。その方が楽だ。
「アヤは何も悩みがなさそうだね。」
「アヤはいっつも笑顔でいい子だね。」
最高の誉め言葉だ。何か勝った気分。
その反面、夜に一人で出歩くのが好きになった。いつのまにかコンビニ前にたむろしているヤンキー達と連むようになった。
みんなは心に何かの傷があり、寂しい。たむろしていることで寂しさを埋めているのだろう。私もその一人。
昼は明るく元気なアヤ。夜の私は全く違い、悪いことは一通りやった。どっちが本当の私なんだろう?
誰か教えてほしい。正しい道がどれなのか。正しい私はどれなのか。
アズサちゃんが転校してから、私は笑顔で明るく過ごすことが多くなった。ホンネを話せる人がいなくなった時、どんどん違う人間を作り上げるようだった。その方が楽だ。
「アヤは何も悩みがなさそうだね。」
「アヤはいっつも笑顔でいい子だね。」
最高の誉め言葉だ。何か勝った気分。
その反面、夜に一人で出歩くのが好きになった。いつのまにかコンビニ前にたむろしているヤンキー達と連むようになった。
みんなは心に何かの傷があり、寂しい。たむろしていることで寂しさを埋めているのだろう。私もその一人。
昼は明るく元気なアヤ。夜の私は全く違い、悪いことは一通りやった。どっちが本当の私なんだろう?
誰か教えてほしい。正しい道がどれなのか。正しい私はどれなのか。