俺はその時、どう行動するか。
「それにしても明日、悠人さん結婚かぁ…なんか残念ですねぇ」



「え?」






綾音はグラスの中身をゴクッと飲む。





残念…?

俺の聞き間違えだろうか。


首を傾げる俺に、綾音は氷をカランと鳴らしながらグラスをカウンターに置いた。



「私、酔っちゃったんでここだけの話ですよ…?」


「な、なに?」



「もし悠人さんに澪さんという恋人がいなかったら…私、悠人さんのこと好きになってたと思います」





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