俺はその時、どう行動するか。
そうこうしているうちに車はようやく小樽に着いた。




ちょうど16時になる頃で空はもうかなり暗い。






到着予定より1時間もオーバーし、俺たちは急いで車を降りる。


綾音がすでに夜景を見終わり空港に向かっていたらアウトだ。



もし今綾音に会えなかったら

本当にもう二度と、綾音とは会えなくなる。



そう思うと俺は息が切れるのも無視して走った。


さっきまでの不安や戸惑いは、いつの間にか消えていた。






ただ、綾音に会いたい。

綾音に会って伝えたい。





たった24時間の付き合いだったけど

俺、本気で君の事を…




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