俺はその時、どう行動するか。
手元の段ボールを片付け終えると俺はふぅと一息をつく。







「よし、休憩~!」




俺がフローリングのリビングに大の字に寝転ぶと綾音はクスクス笑う。




「悠人さんが片付けを手伝ってくれて本当に助かっちゃいました」


「はは、今週末に引っ越しなのに全然片付いてないんだもんな」


「はい…///すみません、最近仕事が忙しくて」






綾音は恥ずかしそうに笑うと、腰を上げる。




「疲れましたよね?今、コーヒー淹れますから」



しかしキッチンへ向かおうとする綾音の腕を、俺は上半身を起こしクイッと引寄せる。






「え?ゆ、悠人さん?」



「俺コーヒーより綾音が欲しいんだけど」



「!///」






綾音は顔を真っ赤にさせて、そんな綾音に俺も笑う。




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