俺はその時、どう行動するか。
「あ、コーヒーが切れてる…」
幸せな休憩が終わり、キッチンで綾音が呟いた。
「いいよ別に、コーヒーなくても」
「でもそろそろお腹も空きませんか?お夕飯もついでに何か買って来ますよ」
綾音は財布を手にすると、薄いピンクのカーディガンを羽織る。
「あ、じゃあ俺も一緒に行くよ」
俺は立ち上がろうとするが、綾音はニコッと笑うと俺を止めた。
「大丈夫ですよ、すぐ近くのコンビニですから。悠人さんはゆっくりしててください」
そして綾音はそのまま玄関を出ていった。