SWeeT†YeN


ナツが取り乱したような声をあげるから私は少し驚く。

いつも冷静なナツが突然どうしたのかしら?


『一回会って、ちゃんと話そう。俺こういうの嫌なんだ』


えっ?
話……って?


まさか!


「ちょうど良かった! 明日、私の学校で音楽祭があるからナツを招待しようと思って電話したのよ」



大切な話なのかしら?


まさか!?
ひょっとして……


ぷっ
プロポーズとか?



『わかった……行くよ。ちょっと話せる時間あるか?』

「あるわよ。ナツの為にならいくらでもあるわ! 演奏会が終わったら会いましょう!」




どうしよう?
ナツってば 、私達まだ高校生なのに結婚だなんて!

でも明日は両親もいるから、タイミング的には最高ね。


心構えしとかないと、ダメね。






< 122 / 554 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop