SWeeT†YeN



黒いコットンのシャツは、緩くお腹の辺りで一ヶ所だけボタンがかかり。

シャツの隙間からは、見たこともない素肌と胸元が露になっていて……思わず凝視したくなる。




だめよ。茉莉果


これじゃただの変態よ。



私、お嬢様よ。

気をしっかり!




「茉莉果様、いかがなさいましたか? 私は休暇中です」


柏原は私の目線を気にするようにシャツのボタンをしめようとする。


「待って! 中々悪くないわよ……その姿」


いつも完璧にシワ一つ残さない姿の柏原。

その胸元には凛々しくタイが結ばれていて強靭な守備をしている。


こんなセクシーな胸元を持て余していたなんて……

いわば本日が初めてご開帳なわけである。


うーん……

男性の胸元って無限の宇宙が広がっているのね。

悩ましい……



はっ!

これじゃ、ただの変態よー!

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