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ひょっとして柏原は、お仕置きしようとしているのかもしれない。
「わかったわ! 柏原は私が津田さんにちょっとだけときめいたからお仕置きしたいのね? でも私ちゃんと柏原のこと選んだじゃない!」
それなのに、執事は弁論の余地も与えずに私の唇を奪う。
ゆっくりと味わうように……
「甘いな……」
それは、そうよ!
チョコフォンデュ食べてたもの!
柱と執事に挟まれ私は、まるで人形のように……ただそこで執事からのキスに応える事しかできない。
冷たい手が頬を包み。
深いキスが与えられる。
瞳を閉じて身を委ねると、私はただの人形になる。
柱に張り付けられた人形だ、この目の前の美しすぎる執事に従うしかない。