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「そのような事より、お嬢様にご報告がございます」

「何よっ!?」

 ネグリジェに、ブランケットを巻き豊満な胸を隠し柏原を睨み付ける。


「お嬢様の"大切な"ご友人の麗香様よりバースデーパーティーの招待状が、先程届きました」


 麗香からバースデーパーティーの招待状?


 突然の話題の変化に頭を順応させる。

 とくに朝はこの優秀な頭脳を持っていても辛いことね。



「パーティー……それは、いつなの?」


 一週間後かしら?

 それとも一ヶ月後?

 そもそも、麗香の誕生日っていつだったかしら?


「今夜でございます。こちらを……」


 分厚い紙に光沢ある薄紙が挟まれた招待状を受けとる。カサブランカの刻印がなされていて確かに麗香の屋敷から送られたもので間違いない。



―――――――――――



愛しの我が友 茉莉果へ



突然の招待でごめんあそばせ。だけど、親友のパーティーには必ず茉莉果が出席してくれる! と信じています。


無二の友

あなたの麗香より



PS(重要)
お手数ですがAM八時までに出欠の連絡をいただけない場合、欠席と判断し呪いをかけます。


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