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「さあ遠慮なさらずに」


ソファーの隣に腰を落ち着けて神々しい程の美形執事。イケメンなんて言葉すら、彼には似合わなかった。


動かなくなった私の腰に、その手が回る。



リゾットが柏原に癒された口の中に入る。
ホワイトソースとチーズの味わいが柏原の感触を消していく。



「……柏原、今日はどうしたの?さっきから、貴方変よ」




「お嬢様には敵いません、"変"にかけては、あなた様の右に出る者はいないでしょう」



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