BLack†NOBLE


『ミラノでは、コッグとグレコの手下が我が物顔で街を歩いていると聞いている。ここは俺たちの国だと然りとした態度で示すべきだ』


 シチリア幹部のカルロは、試すような目付きでゲルマン系のオールバックを睨む。


 先にレイジから幹部の情報を聞いておけばよかった。

 だが、マフィアになりたての俺を一番試したいのはレイジなのかもしれない。情報を必要最低限に与えて、俺の力量を図るつもりかもしれない。




『奴等はドラックをバラまいている……』


 オールバックは、喋り辛そうにボソボソ話をした。


 なるほどな……コッグとグレコは金儲けが趣味と聞いていたが、やっぱりドラッグがからんでいるか。

 迷惑な話だ。 タダで配り、依存させてから多額の金をとるやり口か。



 蔵人が一番嫌悪しそうな話だ。絶対に首を縦に振るはずはない。





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