crazy broken

「あっ、なんか人が来たみたい。注文かも…」とエレベーターが開く音で店員が来たことがわかる。
「んじゃぁ、一旦テーブル片付けて、飲み物とかもサイドテーブルに置いて！」
トントン！！とドアを叩く音が響いて店員が注文した食べ物を届けに来た。
「失礼致します。ご注文の品は以上で宜しいでしょうか？？」
「はい。」
「それでは、ごゆっくりお過ごし下さい。」と営業スマイルで出て行き、エレベーターに乗り込んだようだ。
「てか、昼間だから人少ないよね？
まだ、学生も来ない時間帯だし、一人カラオケの客もチラチラいるみたいな時間帯だもんね。」
「ねぇ、注文来たし、取り合えず、適当に音楽緩めに流して置くね。
ずっといて音楽流れていないの不自然だし」と言いながら西河晶菜が適当に予約をして一番小さなボリュームで流した。
「取り合えず、食べ飲みしながら話を進めよう」と言い出だして、サイドテーブルから飲み物を取り、食べ物に手を伸ばし始めた。
ポッキーやプリッツの入ったバケットに手を伸ばして、プリッツやポッキーを折りながら高村香梨が言葉を続けた。
「見取り図で建物の位置はわかると思うけど、どうやって全焼全壊をさせるか？？
半焼半壊の場合はバリケードや燃料で建物の周りを固めていなかったからだと思うのよ。
だから、バリケードや燃料を置くスペースにポッキーやプリッツを置くわね」と言い、お菓子を見取り図の上に並べ始めた。
でも、これだけの数を夜中に一晩に8人で準備をして全焼全壊をすることは不可能である。
舟木早智子がパフェを食べながら「でも、絶対この人数で全焼全壊なんて不可能だよ。」と言ったので、野崎紫穂、羽田野綾果、蝶野柚季が相槌を打ちながら、「8人じゃ無理だよね」と言い出した。
高村香梨はサラダにフォークを突き刺して、無言でサラダを片付けて、空になった皿を見取り図の傍に置き、「ここに寮があるから夜は確実に捕まらないという保証はない。
ただし、寮は男ばかりだし、力で捻じ伏せることは不可能、
そして、別棟の一部が残っても全焼全壊したことにはならない。
可能性があるとすれば、100人位集めてテロでも行うしかない。
そして、私達移動するだけで相当の経費があるから完璧に倒産、廃校に追い込むには、全焼全壊させた位じゃ駄目だし、例えば、大麻を植えて通報するとかスキャンダルが必要だと思う」と言った。