とけないゆき
好きになる瞬間
私と康介。



百花と高野。




この微妙な四角関係は



特に終わることもないまま、



そして、はじまることもないまま



ただ平凡に


毎日が過ぎていった。



私は米谷と一緒にいる時間が増えたことに


大きな幸せを感じていた。



それで良かった。


それだけで…。

< 102 / 123 >

この作品をシェア

pagetop