とけないゆき
「雪なんか降らなくて良いよ。」



雪が大好きな私は反感を持った。



「なんで?私、雪好きだよ?北海道に住んでるしさ!」


高野が眉間にしわを寄せる。



「雪降ったらいつか解けるだろ?解けたら困んだよ。」



「なん・・・・・・」




―――――――――ポタッ




何か白いものが私の頭の上に落ちた。


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