とけないゆき
「相沢、メールアドレス教えてくれる?」








それは、本当に夢のようなお言葉だった。


こんな私でよろしいのでしょうか?




アドなんて
誰にだって教えたりするけど


米谷に聞かれるのは


なんかすごく

特別な気がした。



「うん!!!赤外線できる?」


携帯同士が寄り合い


お互いのアドレスを送りあった。


「ありがと。じゃあ今日メールするから!」


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