とけないゆき
「な、なななななななんでしゅかっ!?」




あ!


思わず「なんでしゅか」

とか言ってしまった。


恥ずかしくて恥ずかしくて今すぐ逃げ出したかった。


でも、


私の両手を片手でおさえる高野の力は


ものすごく強かった。


「えと・・・門限がですね・・・・・・」



私は必死に弁解した。



このままだと



心臓がもちそうにない。



今にも破裂しそうだった。


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