とけないゆき
目を開くと、次は勢いよく高野の顔が近づいてきて



声を出そうとした私の唇を封じた。


「んっ・・・・・・!」



初めての感覚でドキドキして


もうどうしたらいいのか分からなくなっていた。


高野の唇は私から離れようとせず

人目を気にせずキスを続ける。



でもなぜか


嫌じゃなくて。


不思議なくらい


嫌じゃなくて。


私の心は溶けそうだった。
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